2010年09月30日
しただ巡りツアー①
去る9月23日(祝)、燕三条の方たちを案内する「しただツアー」を行いました。
これは燕三条ブランドプライドプロジェクトという商工会議所会員の方たちを中心とした集まりの中にある、ツーリズムプロジェクトの一環です。燕三条のグリーンツーリズムを行おうという方たちが、まずは自分たちがしただを知ろうということで行われました。
この日は大雨で警報が出たために、当初予定していた吉ヶ平には残念ながらいけず、八木神社からのスタートでした。
八木神社は普段閉まっているのですが、神主の石澤さんにお願いして、特別に開けて頂きました。
まずはしただ全体の地図を見せていただき、しただの地形や自然環境からご説明いいただきます。
あの「八木ヶ鼻」はどうしてできたのか?噴出したマグマが隆起してできたらしいです。
元中学校の先生であった石澤さん、さすがわかりやすい説明です。
県の天然記念物に指定されている「八木のハヤブサ」ではないか?といわれている彫り物です。江戸時代の作品です。
ハヤブサは本来岸壁に生息する鳥で、内陸地ではめずらしいために天然記念物に指定されました。
昭和45年、吉ヶ平集団離村に伴い、大山祇神社から合祀されたときに持ち込まれた彫り物です。
神楽面が飾られています。雨生祭の神楽で使われた竜神の面もあります。
神社の一番奥にある本殿です。
神社でのお話のあとは葎谷にある「三義民慰霊塔」へ。
ここには江戸時代に村松藩全体に広がった百姓一揆を起こし、首謀者として打ち首になった方2名と所払いになった庄屋さんが祀られています。
この人たちのおかげで、多くの村人が救われたとして、昭和14年に有志によって建立されました。
雨の降る中、ご説明いただいた石澤さん、ありがとうございました。
このあとは、江戸時代から続く伝統技法をたずねて行きます。
ひーちゃん