2012年11月21日
しただの古民家〜その2〜
今日は名下のとあるお宅へおじゃましました。
明治23年築、約120年の歴史のあるお宅です。
リフォームしてありますが、当時は杉皮の屋根に石を置いたものだったそうです。
お宅の中に入ると、大きな神棚がありました。
職人さんが1年がかりで作られたものとか。
明治時代のチェンソーやカッターがない時代にこれだけの木目込みを作るのは
かなり大変だったんでしょうね。
今にあるストーブの位置は昔の囲炉裏あとでした。
今は天井が貼ってりますが、昔は立派な梁が縦に3本並んでいるのが見えたそうです。
直売に欠かさず野菜を出してくれる80歳のおばあちゃんと
それを影で支える82歳のおじいちゃん、
お二人のコンビでできる野菜はいつも売れ行きが良いのです。
来年の春には布ぞうりを作っていただこうと、
材料になリそうな実家に眠っていた布地を持って行きました。
「最初に野菜を出し始めた頃は当番の前の日とか、夜も眠れないくらい不安だったけど、今は楽しくてねぇ…。」というおばあちゃん。
「この冬はぞうり作りを何人かが教えてくれと言ってきている、仲間が増えて嬉しい」と言っていただきました。
外の庭はもうすっかり冬支度がされています。
これからしただ郷は長い冬に入ります。
ひー
Posted by しただ郷 at 23:50│Comments(0)
│伝統・歴史