2012年07月23日

八十里越に見るしただ郷・奥山の自然

超人集団・牛野尾谷五ケ会

八十里越に見るしただ郷・奥山の自然

上 牛野尾谷五ケ会+吉ケ平保存会メンバー 中 名も無い沼の景色 下左 道は大水で崩れ去り 下右 鞍掛峠


7月22日。牛野尾谷五ケ会による八十里越道草刈作業に我々吉ケ平保存会(しただ郷自然くらぶ)メンバーも参加させていただきました。4チームに分かれ其々のエリアの道の草刈を行います。私は鞍掛峠コースに編入させられます。昨年夏の水害の爪痕が生々しいゲート奥の八十里越道の状況に悪戦苦闘を強いられます。ヒーヒーいう上りにも、五ケ会の人たちは刈払機、チェーンソーを手に草刈作業をしながら進みます。素人からすると脅威的な能力を持った人たちです。奥山の自然は素晴らしく、突然モリアオガエルの生息する美しい沼が現れたり、刀掛けの絶景、殿様清水の清冽な湧水・・・と驚きと不思議な世界です。
やっと着いた鞍掛峠。その先は意外にも2間幅もある立派な道です。その昔只見側と結ぶ交通の要所だった頃がしのばれます。

野生猿のフィールド

八十里越に見るしただ郷・奥山の自然

上左 木々の間を飛ぶアサギマダラ 上右 ボス猿 下 カモシカの毛


ある個所で大きな鷲の生息を確認出来ました。ラッキーなことに巣立ちした幼鳥もいます。遠く裸眼による観察ですが、明らかに幼鳥は複数羽います。ということは複数の幼鳥を育てることの出来る豊富な餌があることを表し、八十里越の自然の豊かさを示しています。何しろ初めて見る大きな鷲に大感激でした。
休憩しているとフワフワと独特な省エネ飛行をするアサギマダラを見つけました。大きいチョウです。昔、奥日光の山中で見て以来の遭遇でした。ゼンマイの生えているところ。その傍を少し掘ると雪が残っています。辺りにはカモシカの毛がたくさん落ちていました。鞍掛峠から少し下り始めたら上の尾根で落石の音が盛んにゴロゴロ聞こえます。人がいるわけ無いのにと不思議の思い見上げると、何と猿の群れです。猿が自分たちのエリアに入り込んだ人間を追っ払おうとして、石を落しているのです。高い木に大きなボス猿も見えます。私たちは猿の領域に迷い込んでいたわけです。

9~10時間にも及ぶ山登り(山仕事)でしたが時間を忘れる貴重な体験をすることができました。五ケ会の皆さんありがとうございました。

八十里越に見るしただ郷・奥山の自然

モリガメ




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Posted by しただ郷 at 05:41│Comments(2)自然
この記事へのコメント
ご苦労様てした。小松の先田代まで足をのばしたかね。昭和40年代は、鞍掛峠を越えてナメコ採りに良く行ったものだ。その頃は営林署の林道にゲートが有り、一般車交通止めにつき採る人達は限られていたので、いっぱい採れたね。
Posted by ギンナン爺 at 2012年07月23日 07:49
ギンナン爺がいれば「どの山が何だか詳しいのにね。」と、ハルヨシさんと噂しながら上ってました。
Posted by モリガメ at 2012年07月23日 08:30
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